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火災保険とは？
「火災保険」とは、火災が原因で建物や家財が損害を受けた時に補償する損害保険です。
しかし、その補償範囲は火災のみに限定されているわけではありません。火災保険は、台風・大雪などの自然災害や、盗難・破損・爆発などによる被害も補償範囲に含まれているのです。
この記事では火災保険の補償内容についてわかりやすく解説していきます。
「そもそも火災保険って必要なの？」
「我が家の補償内容はだいじょうぶ？」
そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。
火災保険の補償内容
火災保険の補償範囲は「火災」「落雷」「風災」「雹（ひょう）災」「雪災」「水災」などの自然災害から、「破裂・爆発」「盗難」「騒擾（そうじょう）・集団行為等にともなう暴力行為」「建物外部からの物体の落下・飛来・衝突」などの破損・汚損にまで、実に幅広く備わっています。
また、保険のタイプも、一つで全てをカバーすることが可能なものから、自分に必要なものだけを付帯し、細かくカスタマイズできるものまで実にさまざまです。ご自身の生活環境にはどの補償が必要かを把握し、適切な補償範囲を盛り込んでいくことが必要となってきます。
「適切な補償範囲といわれても、そもそも、それがよく分からないのよね…」
という方もいらっしゃいますよね。
実のところ、火災保険の「平均支払額ランキング」では「火災」が第1位。保険金の支払い金額も平均額が1,000万円を超える大きな損害です。
しかし、火災保険の「事故件数ランキング」の第1位は「水災・風災・雪災」。
支払い金額は数10万円から数100万円と、火災に比べれば少額ですが、事故件数は圧倒的に多く、続いて第2位が「建物外部からの物体の落下・飛来・衝突」さらに「漏水などによる水濡れ」と続き、不測かつ突発的な事故による損害が火災を上回っているのです。
住まいを守るためには、火災だけでなく、幅広い災害に対しての備えが必要ですね。
「水災・風災・雪災」は必要？
火災保険の「事故件数ランキング」の第1位である「水災・風災・雪災」。火災保険では基本の補償に、災害に応じた補償を追加することが可能です。
では、どのようなケースで加入したほうがよいのかを解説していきます。
「水災」補償
水災補償は、台風、暴風雨、豪雨等による洪水・融雪洪水・高潮・土砂崩れ・落石等の水災によって損害を受けた場合の保険です。
水災というと「水に関する災害であれば補償対象になる」と勘違いしがちですが、必ずしもそうではありません。自然災害以外の水漏れや漏水、雨漏りは補償対象にならないため、水災の補償対象とは、基本的に床上浸水・土砂崩れ・落石の損害を補償するものと考えておくとよいでしょう。
よって、川や海の近く、水位が低い場所など水害が起こりやすい土地、崖上崖下にお住まいの場合に加入が必須の保険となります。浸水の恐れがない高台の家では水災をつける必要はほとんどありませんが、山の近くや、過去に土砂災害を受けたことがある地域ではつけたほうがよいでしょう。つけるかどうか迷ったときはハザードマップを確認し、水害や土砂崩れなどの被害に遭う可能性の高さを基準に判断しましょう。
「風災」「雪災」補償とは
風災補償は、台風、旋風、竜巻、暴風等によって損害を受けた場合の保険で、台風をはじめとした風による被害を、幅広くカバーしています。
雪災補償は、大雪や豪雪、雪崩などの雪害によって損害を受けた場合の保険です。雪の重みや落下などによる事故または雪崩によって損害を受けた場合に適用され、融雪水の漏入や凍結、融雪洪水、除雪作業による事故は除かれるので注意が必要ですね。「風災・雹（ひょう）災・雪災」はセットになっているのが一般的です。
地震による被害は対象外
充実した補償が魅力の火災保険ですが、注意すべきは、火災保険では地震による損害が補償の対象外となっている点です。地震や、それによって発生した津波被害、噴火が原因の土石流被害は、火災保険のみでは補償を受けられません。
地震のリスクに備えるための保険としては「地震保険」があります。
地震保険は単独では契約ができず、火災保険とセットでの加入が必須ですので、一緒にご検討されるとよいでしょう。
まとめ
ここまで、火災保険の補償内容・必要性についてお話をさせていただきました。
火災保険は、生活と住まいを守る大切な保険です。万が一のリスクに備え、万全の体制を整えておきたいですね。
しかし、お住まいの地域や、建物の構造、お手持ちの家財などにより、適している火災保険は各々異なるため、ご自身で判断することは容易ではありません。
火災保険を検討するにあたり、ご不明な点や不安な気持がある方はぜひ「hometip」の無料相談をご利用ください。経験豊富なスタッフが、適切なアドバイスをさせていただきます。
