一部損の認定はどんなものがあるの?地震保険の支払い例について徹底解説!

一部損とは?

地震保険に加入したけれど、地震保険で補償される範囲は一体どこまでなのでしょうか??万が一被害にあってしまった場合の保険金はどれくらい支払われるのかなど、わからないことも多くあると思います。

・地震保険の保険料はどれくらい支払われるのか
・被害の認定事例はどのようなものがあるのか
・補償の対象外になってしまうのはどんなものなのか

などが気になるところです。そこで、今回は地震保険の一部損の対象の事例などについて調べて、まとめてみました。

地震保険の一部損はどのような基準なの?

地震保険で保険料がいくら支払われるのかを決めるには、全損・大半損・小半損・一部損の4つに区分され、一部損は一番被害が小さい区分になります。

一部損のくわしい基準は以下の通りになります。

建物の一部損基準

地震による建物の主要構造(建物の基礎・柱・屋根・壁など)の損害額が3%以上20%未満のとき
地震による津波などで水害が発生し床上浸水、または地面から45㎝を超える浸水があったとき

家財の一部損基準

家財の損害額が、家財の時価の10%以上30%未満のとき

地震保険での支払いはどのような基準で、一部損の場合ではどうなのでしょうか。

一部損が認定された場合の支払い基準は建物や家財の時価の5%を上限にして、契約金の5%が支払われます。

例えば、建物1000万円、家財500万円の保険金額の設定の場合で建物・家財ともに一部損の認定になった場合の保険金額は建物50万円、家財25万円の補償を受け取ることができます。

地震保険は実際に発生した損害額により保険金額が決まる火災保険とは違い、実際に建物の修理費用が100万円かかったとしても、一部損と認定された場合の保険金額は50万円になりますので注意が必要になります。

地震保険の一部損被害の事例はどんなものがあるの?

地震保険の一部損の被害例はどのようなものがあるでしょうか?地震保険の補償対象の条件は以下の通りです。

・地震で建物の主要部分(建物の基礎・柱・屋根・壁など)の破損
・地震による火災での建物や家財の破損
・地震による津波での建物や家財の破損
・地震による山崩れによる建物や家財の破損
・噴火による建物や家財の破損

上記の例のなかでも一部損は被害が一番小さなものとなります。たとえば、基礎部分のひび割れや壁のひび割れ、屋根の破損などの被害があげられます。

地震保険の建物の一部損の補償対象はどんなもの?

地震保険の一部損の認定を受けることができた事例はどのようなものがあるでしょうか?
建物の一部損の認定事例は次のようなものがあります。

・基礎のひび割れ
・基礎と外壁にひびが入ってしまった
・基礎とスレート(屋根)にひびが入ってしまった

上記のような認定例があります。基礎や屋根などは自分ではなかなか確認がむずかしく、特に屋根の部分は普段見る機会もなく遠くから(階下)からみても確認するのは困難なので、専門家の意見が必要です。

地震保険の家財の一部損の補償対象はどんなもの?

地震保険の一部損判定は家財の場合、どのようなものがあるでしょうか。地震保険の補償対象になる家財はエアコン、洗濯機やテレビなどの家電製品や家具、食器類や寝具、衣類のほかにも電話、カメラ、眼鏡類や靴なども家財とみなされます。

損害の品目ごとに1点となります。例えば、食器棚が倒れ中の食器がすべて割れてしまった場合でも1点として数えられてしまいます。また、食器棚から食器が落下して割れてしまったが、食器棚が無事な場合は補償の対象外となることもあります。

地震保険の一部損の補償対象とならないのは?

地震による被害で一部損の認定の対象外となってしまう例は以下の通りとなります。

建物の場合

地震保険の対象は家屋のみとなっているため、建物内部の間仕切り壁、間柱、庇(ひさし)、屋内の階段、窓ガラスなどは地震保険の対象となりますが、家の門や塀など、併設されている駐車場、駐車場の屋根や塀などは主要部分に該当しませんので保険金が支払われません。

そして、地震の発生から10日過ぎてからの破損についても補償の対象外となってしまうので注意が必要です。

家財の場合

価値の高い絵画、骨董品、美術品、宝石など(1点、または一組の価格が30万円以上のもの)

地震保険の補償対象として価値のある高価なものは対象外となります。大切な資産を安全に守るためには、貸金庫など自宅以外の保管場所を確保しておくか、耐火金庫などを設置するのもよいでしょう。

そのほかにも自動車の被害や、避難所での生活中に自宅で起こった盗難なども地震保険の補償は対象外となります。

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地震保険の一部損の認定基準などついてまとめてみました。

・地震保険の一部損の支払い基準は認定基準は建物や家財の時価の5%を上限にして、契約金の5%が支払われます。
・地震保険の一部損の事例としては基礎や壁、屋根などの破損があります
・地震保険の補償対象外となるのは家屋以外の駐車場や門、塀などがあります。

地震保険に加入していても、補償対象や補償対象外の判断はむずかしいです。万が一被害にあってしまった場合には被害の状況の判断もとても大変な作業になります。そんなときはhometipに相談してみませんか。

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